為替の動きについて

・変動する為替

為替レートは常に変動をしています。その大きな理由は、ほかの商品と基本的に変わりません。需要と供給に支配され、人気があるか無いかで価値が決まります。
例えばある通貨に人気が集まると、その需要が高まるため価格は上昇します。人気のない通貨は需要が低くなるので価格も下がります。
そして高くなっていけば割高になるために人気が下がり、安くなり過ぎれば割安になるために人気が上がるのです。
為替レートはこの原理に相対性が加わり、米ドルと円の組み合わせならば、米ドルの人気が高まれば円の人気が下がっていき、米ドルの人気が下がれば円の人気が上がっていくことになっており、このように常にバランスを取り合っているのが為替レートなのです。
この人気の上がり下がりには、景気や経済要因、金利などの政策をはじめとした実に様々な要素がからんでおり、熟練投資家でもその予測が困難なほど、多様で複雑になっています。
また、通貨の組み合わせにも多くの種類があり、基本的には通貨を発行している国の数だけペアが存在していますが、日常的に取り引きがある通貨は限られており、FXで取り引きが行える通貨ペアはさらに限られています。
為替レートの変動する要素の大きなもの一つに、各国の金利があります。
基本的の高金利の通貨は人気が高く、低金利の通貨は人気が下がります。金利の高い通貨を保有していると、その利息を受け取ることができるからです。銀行の預金で、利息が5%の銀行と1%の銀行があったら、ほとんどの人は利息の高い銀行にお金を預けることになるでしょう。通貨に場合にも、同じ考えに基づいて、高金利の通貨の人気は高くなるのです。

・経済指標(ファンダメンタルズ)の与える影響

為替レートの変動には、金利の他に経済指標(ファンダメンタルズ)も大きく影響を及ぼします。
経済指標とは、簡単に言えば経済の動きの目安のようなもので、広い範囲で見た場合の景気や経済動向を判断する指標になります。具体的にはGDP(国内総生産)の成長率や物価の上昇率、失業率、そして金利政策などが挙げられます。
これらを表したした経済指標と、その国の財政状況が為替レートに大きな影響を与えるのです。

以前にギリシャで財政危機がありましたが、その際にEU諸国のユーロが大きく下落しました。このように各国の経済や財政状況は、為替レートに大きな影響を与えます。
その中でも、経済大国であるアメリカの状況は世界に影響を及ぼします。世界中で基準となる基軸通貨である米ドルは、アメリカだけでなく世界中で取り引き時の決済として実際に使用されています。
金融商品の取扱業者である「XEマーケット」で、米ドル/円の通貨ペアの為替レートを見てみると、日本国内の状況や動向よりも、アメリカ国内の事象の方が影響が強いという事が事実です。
アメリカで起きたリーマンショックが世界中に影響を及ぼした事実が、それを物語っていると言えるでしょう。